テストステロンはまさに『男性を男性らしく作り上げる』ホルモンです。

そのテストステロンの分泌は思春期ごろから急激に増加し、20代をピークにして減少していきます。

中年期以降におこる男性更年期障害は、このテストステロンの減少によって引き起こされます。

そのため男性更年期障害の治療においては、テストステロンを補充するホルモン療法が症状の改善などに効果があるようです。

今回は男性更年期障害とテストステロンの関係、また更年期障害におけるテストステロン補充療法などについてご紹介していきたいと思います。

テストステロンの減少が男性更年期障害を招く

テストステロンは男性ホルモンの1つで、思春期から分泌が増えだし、20代をピークに減少していきます。


出典:メンズヘルスクリニック東京

男性更年期障害はこのテストステロンの減少によって引き起こされることがわかっています。

ただ男性更年期障害においては、その症状のあらわれ方や程度に個人差があります

それはテストステロンの減少が加齢だけでなく、肥満や運動不足、ストレスなどの生活習慣にも大きく左右されるかたらです。

そのため男性更年期障害の予防や症状の改善には、肥満の解消や食生活の改善、適度な運動など、ライフスタイルを見直すこともとても重要だと考えられています。

男性更年期障害におけるテストステロン補充療法

男性更年期障害の原因がテストステロンの減少であるため、その治療ではテストステロンを補充するホルモン療法が有効である場合があります。

具体的には、定期的にテストステロンを筋肉注射で補充するほか、張り薬や軟膏などで補充する治療法もあります。

しかしテストステロンの補充療法は副作用もあるため、血液検査などによってホルモン値を測定し、その数値が一定の基準を満たしている場合のみ適応される治療法です。

ただこれまで原因のわからなかったうつ症状や不眠、または勃起不全や頻尿などが男性更年期障害によるものだと診断され、テストステロンの補充療法を行ったことで症状が改善するケースがあります。

気になる方は、泌尿器科や心療内科などで相談してみると良いでしょう。

テストステロンを自分で増やすことはできる?

テストステロンは加齢とともに減少するホルモンなので、劇的にその量を増やすことは難しいかもしれません。

しかし、テストステロンの減少を食い止めることや、食べ物の中にはテストステロンと同様の働きをするものもいくつかありますので、以下にご紹介していきましょう。

肥満はテストステロンをさらに減少させる

テストステロンの減少は加齢以外にも様々な要因がありますが、その最たる原因は肥満です。

肥満度を表す指標にBMIという数値がありますが、このBMIが30以上の肥満ではテストステロンの減少スピードがあがり、さらに40以上になるとテストステロンが大幅に減少することがすでにわかっています。

テストステロンの減少を抑えるには、まず肥満を予防する、または肥満の解消に努めることがとても重要です。

体力に自信のある人は筋トレがおすすめ

筋肉を刺激するとテストステロンの分泌量が増えることがわかっています。

ただこの場合、ジョギングなどのように時間をかけて行うものよりも、短時間に強い負荷をかける筋肉トレーニングのほうが良いとされています。

おすすめの筋トレはスクワットです。

ただし運動にあまり自身のない方は体に負担をかける恐れがあるので、ウォーキングなどによるカロリーの消費を目的とした軽い運動のほうが最適です。

ネバネバした食品はテストステロンと似た作用をもたらす

中年期以降の男性におすすめしたいのは、納豆や山芋、オクラなどの粘り気のある食べ物です。

このようなネバネバした食品にはテストステロンと同じ作用があることがわかっています。

まとめ

男性更年期障害の原因となるテストステロンの減少は、年齢を重ねるごとにある程度は抗えないものです。

しかし生活習慣などを見直したり、食生活を改善することで、その減少を食い止めることはできます。

中年期を過ぎたらライフスタイルを見直すことも、男性更年期障害やその他の病気の予防においても必要となります。