男性更年期障害の原因は主にテストステロン(男性ホルモン)の減少ですが、これによって自律神経のバランスが崩れ、様々な精神神経症状があらわれます。

その1つが睡眠障害です。

また男性更年期障害を発症する時期には、前立腺肥大症もあらわれやすく、その代表的な症状である夜間頻尿が不眠の原因となるケースもあるようです。

今回は男性更年期障害と睡眠障害の関係についてご紹介していきたいと思います。

男性更年期障害による睡眠障害とは

男性更年期障害の主な原因はテストステロン(男性ホルモン)の減少にあります。

テストステロンはまさに男性をつくりあげるホルモンで、筋肉や骨格の発達や、性器・生殖器の発達に欠かせないホルモンです。

またテストステロンは心身や脳の活動にも大きな影響を与えています


出典:日本新薬

テストステロンの減少は心身をつかさどる自律神経のバランスを崩します。

これによって男性更年期障害においては精神神経症状が起こりやすく、睡眠障害もその1つです

他にも無気力・倦怠感・イライラ・うつなどの症状もあらわれやすいと言われています。

性機能の症状が睡眠障害の原因になることも

テストステロンの減少によって起こる男性更年期障害では、性機能に関連した症状もあらわれます。

その1つに頻尿があります。

また男性更年期障害に限らず、中年期以降の男性に起こりやすい病気に『前立腺肥大症』があります。

前立腺肥大症の代表的な症状が夜間の頻尿があります。

このような性機能の障害による夜間の頻尿によって不眠に陥り、それが長引くことで睡眠障害を引き起こすケースもあるようです。

睡眠障害が男性更年期障害を引き起こす場合もある

睡眠障害は男性更年期障害の症状の1つですが、反対に睡眠障害によって男性更年期障害を引き起こす場合もあります。

睡眠はホルモンの分泌に大きく関連しており、眠りが浅いと早朝のホルモン分泌を妨げることがあります。

また仕事において、海外の出張などの不規則な勤務が続く中年期の方は、生活リズムが崩れることによるストレスなどによって睡眠障害を引きこしやすく、それによってホルモンのバランスを崩す場合もあるようです。

このように睡眠不足や不眠が長く続くことは、テストステロンの分泌をさまたげ、結果として男性更年期障害の原因となることがあります。

男性更年期障害による睡眠障害の治療

男性更年期障害の治療の代表的なものは『ホルモン補充療法』です。

これまで原因不明の睡眠障害の方が、このホルモン補充療法を受けたことで、症状が改善された方も多くいます。

ただホルモン補充療法は副作用などの関係で、すべての人に適応される治療ではありません。

そのため、ホルモン補充療法が適応されない場合は睡眠薬や漢方薬を応用した治療を行い、症状を改善していきます。

まとめ

原因不明の不眠や睡眠障害は、もしかしたら男性更年期障害の症状である場合があります。

男性更年期障害の場合はその他にも、疲れが取れない、やる気が起きないなどの精神症状があります。

もし心当たりのある方は、一度専門医院(心療内科・メンズヘルスクリニック等)を受診してみましょう。