休職
男性更年期障害の症状は、体におこる症状、精神や心の症状、男性特有の症状など多岐にわたり、またあらわれ方にも個人差があります。

なかでも無気力や倦怠感、不眠やうつ症状などの精神神経症状は、症状が重くなると普段の生活や仕事などにも支障をきたす場合があります。

ただ男性の場合、更年期障害についての認知度が低く、仕事を休むということに抵抗を感じる人も多いかもしれません。

しかし症状を早く改善させるために、時には休養も必要です。

男性更年期障害においては医師の診断があれば、休職における傷病手当などの公的な援助を受けることもできます。

今回は男性更年期障害が仕事に与える影響や、休職に際して受けられる保障制度などについてご紹介したいと思います。

男性更年期障害における休職について

男性更年期障害では体に様々な症状があらわれますが、症状が重く、医師によって休養が必要と判断された場合は、仕事も一時的に休職するほうが良いでしょう。

その場合、会社などで健康保険に加入していれば、傷病手当を受けることができます

傷病手当とは?

傷病手当とは、病気やケガで仕事を休まざるを得なくなったとき、休職中の給与を一部保障してもらえる制度です。

傷病手当は以下の条件を満たす時、申請することができます。

  • 業務外の病気やケガで療養中であること
  • 療養のため、労務が不能であること
  • 病気やケガにより、4日以上仕事を休んでいること
  • 休んでいる間に給与の支払いがないこと

どのくらい給与を保障してもらえるの?

傷病手当の支給額は、基本的に日当報酬の3分の2に相当する額が支給されます。

また支給される期間は最長で1年6か月です。

非正規雇用やアルバイトでも傷病手当は申請できる?

非正規雇用やアルバイトにおいても、勤務先で健康保険に加入していれば傷病手当は申請できます

ただ健康保険に加入していない、もしくは国民健康保険に加入の場合、傷病手当は申請できません。

男性更年期障害では休養を優先させる事も必要

男性更年期障害を発症しやすい中年期は、働き盛りでもあり、また仕事においても責任あるポストに就く時期でもあります。

そのような環境において、仕事を休むことも難しいと感じる方も多いでしょう。

ただ男性の更年期障害の場合、そのような社会的ストレスが症状をさらに悪化させる要因となります。

また中年期以降は体力も衰えだし、身体的にも心理的にも人生のターニングポイントを迎える時期でもあります。

確かに仕事も重要ですが、中年期以降はこれから迎える老年期に向けて、ワークライフバランスを整え始める時期でもあります。

人生の折り返し地点に立つこの時期、時に休養を優先させ、仕事以外の生きがいなどを見つけることもとても大切です。

男性更年期障害の症状

男性更年期障害の認知度はまだまだ低く、周囲の理解を得ることが難しいこともあります。

しかし近年では男性特有の病気に特化したメンズヘルスクリニックや男性更年期外来なども増え始めています。

医師に正しい診断を受け、信頼できる上司などに相談することで、病気への理解を深めてもらうことも重要です。

男性更年期障害では以下のような症状がありますので、気になる方はぜひ専門科に相談してみましょう。

●身体的症状・・・体のほてり、のぼせ、発汗、頭痛、めまい、耳鳴りなど

●精神神経症状・・・無気力、倦怠感、不眠、イライラ、集中力の低下など

●性機能関連症状・・・性欲の低下、勃起不全、頻尿など

まとめ

男性更年期障害では医師の診断書があれば、休職に際して傷病手当などの保障制度を利用することができます。

仕事も大切ですが、症状を悪化させたり長引かせないためには、時に休息も必要です。

今回のテーマが男性更年期障害に悩む方の、少しでもお力になれれば幸いです。