更年期障害は、女性も男性もホルモンバランスの乱れが引き金になります。

男性の場合は『テストステロン』と呼ばれる男性ホルモンの減少が更年期障害の原因です。

テストステロンは男性ホルモンの1つで、男性を男性らしく作り上げるのに必要なホルモンです。

そしてその分泌は思春期から急激に増え、30代あたりから少しずつ減少していきます。

しかし「年齢のせいなら仕方がないか」「まだ若いから大丈夫!」と思い込んんではいけません。

なぜならテストステロンの分泌は加齢以外にも生活習慣やストレスなどのにも大きく影響されるからです。

今回は男性更年期障害の原因について、詳しく解説していきたいと思います。

男性更年期障害の原因

男性更年期障害の原因は『テストステロン』と呼ばれる男性ホルモンの減少です。

テストステロンは精巣から分泌されるホルモンで、主に性をつかさどる働きをします。

具体的には、筋肉や骨格を発達させ男性らしい体を作り、また性器・生殖器の発達にも重要な働きをします。

そんなテストステロンは思春期あたりから急激に分泌が増え、そして30代あたりから徐々に減少していきます。


出典:順天堂大学医学部付属順天堂医院 メンズヘルス外来

加齢によるホルモンの減少は誰しも避けては通れませんね。

しかしテストステロンの分泌に関係しているのは、なにも年齢ばかりではありません。

年齢以外にもテストステロンが減少する要因がある!

男性の更年期障害はテストステロンの減少が原因であり、そしてそのテストステロンの分泌は加齢とともに減少します。

したがって男性更年期障害は年齢を重ねるごとに症状があらわれやすいと言えますが、実際に症状があらわれる年齢や程度には個人差が大きいのです。

それはテストステロンの減少が、高血圧や糖尿病、肥満などの生活習慣病や、運動不足や喫煙、飲酒などのライフスタイルとも大きく関係しているからです。

そのため男性更年期障害の予防や症状改善には、まずライフスタイルを改善し、QOL(生活の質)を高めることも重要な要素と言われています。

それでは年齢以外にもテストステロンの減少に関係する項目を挙げていきましょう。

肥満

健康診断などでBMIという項目を目にすることがあると思います。

BMI(ボディ・マス・インデックス)は肥満度を表す指標で

BMI=体重kg ÷ (身長m)2

で出る数値で、25以上の場合肥満と診断されます。

このBMIが30以上の肥満の人ではテストステロンの減少が見られ、またBMIが40以上になると大幅に減少することがわかっています。

さらに肥満の中でもメタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満)の人はEDを発症する確率が高くなることは、世界各国で報告されているんです。

運動不足

テストステロンの分泌を増やすには運動が1番良いことが科学的にも証明されています。

運動で血中のテストステロンが正常化  BMI(体格指数)が25以上でウエスト周囲径が90cm以上の中年肥満男性31人(平均49.1歳)を対象に、中強度の有酸素性運動を週3回90分、12週間継続し、血中のテストステロンの値を調べた。その結果、テストステロンの値が正常化した人が増えた。(データ提供:鯵坂教授)
出典:NIKKEI STYLE

一方で、日常生活で運動の量が少な人ほど男性更年期障害にかかる確率が高いことは多くの研究で立証されています。

40歳を過ぎ始めたあたりからの適度な運動は、生活習慣病のみならず更年期障害の予防にも重要な役割をはたします。

喫煙・飲酒

喫煙がEDになる危険因子であることは多くの研究でわかっていますし、喫煙は更年期障害に限らずどの病気に関してもリスクになることは否めない事実ですね。

また飲酒に関しては、喫煙や運動ほど明確な関連はまだわかっていません。

しかし過度の飲酒は糖尿病や高血圧に大きな影響があることを考えると、やはり適量でとどめておく方がよいでしょう。

不規則な生活・ストレス

睡眠不足や食生活の乱れ、ストレスなどは自律神経のバランスを崩します。

自律神経はホルモンの分泌をつかさどる大切な役割があり、不規則な生活はそのままテストステロンの減少へとつながっていくのです。

まとめ

男性更年期障害の原因は『テストステロンの減少』です。

そのテストステロンの分泌は加齢だけではなく、日ごろの生活習慣などにも大きく左右されます。

結局のところ、適度な運動や正しい食生活などはすべての病気の予防につながるというわけですね。