男性更年期障害

「最近何だかやる気が出ない」
「気分が憂鬱にになることが増えてきた」
「イライラすることばかりだ」
「情緒不安定になってきた」
「頭痛や体調不良が増えてきた」
「夜の体力・息子の元気がなくなってきた」

こんな悩みを抱えていますよね?もしかすると男性更年期障害かもしれません。

更年期障害は女性の場合は閉経という明確なタイミングから発症することで、非常に有名な症状ですが男性も更年期障害はあるんですよ。更年期生姜どんな症状で、どんな対策があるのか、教えますね!

男性更年期障害とは?

男性更年期障害は男性ホルモン、特にテストステロンの分泌量が落ちたことにより発症する症状です。テストステロンは男性に多く男性の男性らしさを作り出すホルモンと考えられています。

【男性ホルモン(テストステロン)の役割】

  • 男性の生殖機能
  • 筋力の形成
  • やる気・活力の源
  • 闘争心・競争心を作り出す
  • 挑戦する心を作る
  • 好奇心を作る

男性ホルモン(テストステロン)はこのような役割を持っているんですね。

男性更年期障害はテストステロンの分泌量が減ってきたことにより発症する症状なので、テストステロンにより保たれていた男性らしさがどんどん減ってくる、という症状と考えましょう。

「昔は怒鳴り散らしていたが最近はすっかり丸くなった部長」
「昔は女遊びがひどかったがビックリするくらい健全な生活を送るようになった同僚」

などはテストステロンが衰えて男性更年期障害を発症している可能性が高いですね。あなたやあなたの周りにも一人はいますよね?

男性更年期障害になる年齢は?

男性更年期障害になる年齢は個人差があるものの40代~60代が多くなっています。テストステロンは20代から徐々に減ってきて、30代から徐々に「男らしさ」が減ってきたことを感じる人が増えてきます。

まず最初に実感するのが生殖機能の衰えですね。生殖機能はテストステロンに直結した部分なので、最もダイレクトに分かりやすい変化です。ご自身の精力をチェックしてみると、男性更年期障害の予兆に気づくかもしれません。

男性更年期障害の症状

男性更年期障害は「男性らしさ」が失われるだけではなく、様々な弊害を引き起こします。

「テストステロンの分泌量が減りホルモンバランスが崩れ自律神経が乱れたことが原因」

の症状です。どんな症状があるのか、詳しく見ていきましょう。

頭痛

頭痛
自律神経が乱れていると体がうまく休まることができずに、疲労がたまりうまく休むことができません。

自律神経とは「副交感神経」と「交感神経」のことを指していて、副交感神経はリラックス状態・交感神経は緊張・集中状態の時に「優位」になる神経です。

体調のバランスを整えるために、人間の体は副交感神経が優位な時間と交感神経が優位な時間がバランスよくとれるようにできているのですが、テストステロンの低下により自律神経バランスが崩れうまく体を休息出来ない状態になって発生している現象です。

うつ


テストステロンには「闘争心や競争心」を司る役割がありましたが、分泌量が減ったことにより全般的なやる気を失い、うつ状態になってしまうことも出てきます。

また、自律神経が乱れていると悪循環でホルモンの分泌も悪くなってきます。うつ病の場合セロトニンという通称幸せホルモンの分泌量が減っている状態なので、男性更年期障害の一つの症状として出てくる場合があります。

吐き気

吐き気
疲れがたまっている・ストレスが溜まりやすくなると食欲もなくなり、食事という行為自体に吐き気を伴う場合が出てきます。自律神経が乱れて、体の疲れがたまっていることにより発生する現象です。

イライラ

イライラ
自律神経が乱れているので、本来休みたい時間に体が休まっていません。体を休めることができないストレスはついつい感情的になってしまいまやすくイライラが止まらないという状態を作り出してしまいます。

めまい・耳鳴り

めまい
自律神経の乱れからくる疲れ・ストレスから耳鳴りも発生する場合があります。疲れからくることも多い症状なので、テストステロンの分泌量が減って体力・筋力が衰えてことも原因の一つになります。

男性更年期障害の原因

男性更年期障害はテストステロンの分泌量の低下が原因ですが、日ごろの生活習慣も男性更年期障害を引き起こす原因になります。

運動不足


運動不足は全般的な健康状態の悪化ですが運動不足により発生する2つのことがテストステロンの分泌量を減らす原因となります。

【運動不足による男性更年期障害が起きる理由】

  • 肥満による血行不良⇒栄養の循環が落ちテストステロンの分泌量を下げる
  • 運動そのものがテストステロンの分泌を促す効果がある⇒運動しないためテストステロンが分泌されない

運動不足により肥満になる、これは社会問題にもなっていますね。いわゆるメタボリックってやつです。

肥満は健康に悪いのはもちろんですが、男性ホルモン(テストステロン)という観点で見るとホルモンの原材料である栄養の伝搬ができなくなってしまいます。材料がなければホルモンもできませんからね。

また運動、特に筋トレをすることでテストステロンの分泌を促します。テストステロンが筋力に非常に良く関係しているホルモンなので、運動しないことで筋力が衰えていると、比例してテストステロンの分泌量が低下してしまうんですね。

栄養の偏り

栄養の偏り
栄養バランスも運動不足と同様に健康全般に大事なだけでなくテストステロンの分泌量に影響を与えます。

【栄養の偏りによる男性更年期障害起きる理由】

  • 肥満による血行不良⇒栄養の循環が落ちテストステロンの分泌量を下げる
  • テストステロンに必要な栄養が足りていない⇒栄養がなければホルモンも作れない

肥満は運動不足と同様ですね。また、栄養の偏りはダイレクトにテストステロンの原材料を補給できないことになります。

たばこ


たばこは百害あって一利なしです。嘘です。適度ならストレス発散効果等のがあるのは事実ですね。

タバコは活性酸素という非常に強力な酸化物質を生み出すもので、体内の細胞や栄養を破壊してしまいます。年齢とともに活性酸素に対抗する酵素(SOD酵素)の生産量が落ちるため、年をとればとるほど活性酸素の影響を受けやすくなってしまいます。

活性酸素のターゲットはテストステロンやテストステロンを作るための栄養はもちろんのこと、精子も老化させるとも言われているので非常に怖いですね。

お酒

お酒
お酒は適量であればストレス発散や仲間とのコミュニケーションを生みますが、飲み過ぎることで体に害を与えてしまいます。

お酒の解毒は肝臓で行われますが、解毒の際にたくさんの栄養を必要とします。残念ながらお酒の解毒に必要な栄養の中には、テストステロンを作る栄養も含まれているんです。

男性更年期障害の治療法・対策

男性更年期障害はテストステロンの分泌量低下とともに訪れる症状なので、いつあなたに襲い掛かるか分かりません。

どんな治療・対策があるのでしょうか。

病院での治療

病院治療
男性更年期障害は病院での治療することができます。どんな方法があるのか?

費用 通院頻度
ホルモン注射 500円~1000円(保険適用) 2週に1度程度ヶ月に一度
ホルモン内服薬 500円~1000円(保険適用) 1ヶ月に一度程度
ホルモンクリーム 2500円~3000円(保険非適用) 1ヶ月に一度程度

病院での治療は基本的には男性ホルモン(テストステロン)を体に与えるという方法です。基本的には男性更年期障害なら保険適用が可能ですが、病院によって変わってくるので、相談しましょう。

男性ホルモン(テストステロン)の投与は美容整形外科などでも取り扱いがありますが、男性更年期障害の場合は自信の症状に合わせて何科で受信すればよいのか変わってきます。

うつや気分のむらがあるなどは心療内科や精神科、生殖機能系は泌尿器科といった場合分けになりますね。

病院での検査項目

実際に病院に行くと男性更年期障害かどうかを診断してもらうことも可能です。どんな検査を行ってくれるのでしょうか。

  • 血液検査:テストステロン値を調べる
  • 尿検査:テストステロン値を調べる
  • PWV検査:血管の硬さを見る検査

男性更年期障害はこれまでにご紹介した症状のほかに前立腺系の病気に発展する場合もあります。そのためPWV検査まで実施する場合があります。

>>病院治療について詳しく確認

病院での検査費用

  • 血液検査:5,000円前後
  • 尿検査:150円前後
  • PWV検査:400円前後

男性更年期障害の検査費用はとても高額というわけではありません。

>>検査費用について詳しく確認

漢方での対策

男性更年期障害にはホルモン療法が一般的ですが漢方薬が利用される場合もあります。

  • 八味地黄丸:疲れ・滋養強壮
  • 補中益気湯:胃腸強化
  • 六味丸:疲れ
  • 柴胡加竜骨牡蛎湯:精神面
  • 桂枝加竜骨牡蠣湯:体力・ストレス
  • 釣藤散:めまい
  • 清心蓮子飲:胃腸・ストレス

漢方薬はあくまでも体内の滋養強壮を高めて自然治癒により完治させるという考え方です。病院治療のような即効性の効果などはないので注意してください。

また、利用する場合は必ず医師に相談するようにしましょう。

>>漢方について詳しく確認

食事療法での対策

食事療法も即効性の効果はありませんが、非常に大切な方法です。

どんな食事がテストステロンの分泌量に貢献してくれるのでしょうか。

【テストステロンの分泌に貢献する食事】

  • 牡蠣:亜鉛が豊富でセックスミネラルとも呼ばれている
  • うなぎ:亜鉛・ビタミンEによる抗酸化
  • 山芋:ムチン・サポニンがホルモン分泌効果に貢献
  • 納豆:ナットウキナーゼ・タンパク質がホルモン分泌に貢献

もちろん、これらの食品だけを摂取すればいいというわけではありませんし、毎日食べるのは難しいかもしれませんね。総合的なバランスのとれた食事摂取を心がけながら、エッセンスとして上記の食品を取り入れるのも有効です。

>>食事療法について詳しく確認

もしくは、テストステロンの分泌量アップに貢献する栄養が詰まった精力剤を毎日飲むのも手軽で簡単な方法ですね。